福祉大学卒業生、「職場にギャップ」7割弱だが「やりがいある」
         
  福祉大学卒業生、「職場にギャップ」7割弱だが「やりがいある」  
 

厚労省は7月18日、第7回介護労働者の確保・定着などに関する研究会を開催。介護労働者の離職についてのヒアリング調査結果が公表された。

ヒアリング対象となったハローワークでの求職者は、509名のうち男性が91人(17.9%)、女性が418人(82.1%)。
直前に勤めていた事業所で主に従事していた職種は介護職員が329人(64.6%)、訪問介護員60人(11.8%)、ケアマネジャー37人(7.3%)などが上位を占めた。

直前に勤めていた事業所を離職した理由は以下のとおり。

・精神的、体力的にきつい(185人/36.3%)
・賃金が安い(165人/32.4%)
・自分や家庭の事情(114人/22.4%)
・休日を取得しにくい(108人/21.2%)
・適切な昇給制度がなく、将来的な見通しが立たない(101人/19.8%)

福祉系大学などの卒業有無について聞いたところ、卒業しているのは340人(66.8%)だった。卒業した人だけに「職場で感じたギャップ」についてたずねたところ、就職してからギャップを感じた人が7割近くに上った。ハローワークに提供してほしいサービスとしては、「詳しい事業所情報の提供」が166人(63.1%)、「事業所の見学会」107人(40.7%)など、就職した後の「ギャップ」がないよう、できるだけ詳細に職場について知っておきたいという要望が上位になっている。

 

どのような点でギャップを感じたかについては以下のとおり。

【よい実感】
・やりがいのある仕事である(71人/61.2%)
・社会的評価が高い(12人/10.3%)
・休日などが取りやすい(8人/6.9%)
・キャリアアップがしやすい(8人/6.9%)
・労働時間が長くない(5人/4.3%)
【よくない実感】
・精神的、体力的にきつい(88人/75.9%)
・賃金が安い(85人/73.3%)
・賃金上昇が期待できない(63人/54.3%)
・休日などが取りにくい(48人/41.4%)
・労働時間が長い(42人/36.2%)

現在の求職活動については、再び介護分野に就職したいという人が半数を超え、条件次第では介護分野に就職を希望する人とあわせると75%に達した。介護分野に復帰する条件としては、「賃金アップ」80人(66.1%)が最も多く、次いで「適切な休暇・休業制度」が71人(58.7%)、「適切な夜勤体制」43人(35.5%)と続いた。

   

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