心をつなぐ、外出レクリエーション
     
ご利用者様を想うことが、安らぎある施設へと繋がる
 

ご利用者さんに楽しんでもらいたい・・・。
ご自宅と一緒の生活を送ってもらいたい・・・。

そんな想いを胸に、「カルデアの家 寝屋川」ではユニットごとに行う
外出レクリエーションを頻繁に実施している。
ご利用者さんに旅行気分を味わってもらえるよう職員による企画で、
ドライブや外出食事、四季に合わせたイベントなど内容も盛りだくさんだ。

今回の企画は日帰り旅行で、色鮮やかな景色が広がるコスモス園へ!

 
     
リラックス  
 


旅行に行くとき、目的地に向かう時間も
ワクワク感があり、楽しみのひとつですよね。
その気分を満喫してもらうために、地元の職員が
観光ガイドになって、寄り道をしながらその地域の
名所を紹介していきます。
これにはご利用者さんも大喜び!

外出するという不安を解消するものは、
やはりコミュニケーションに尽きます。
ご利用者さんの体調面も気にかけながら、
同行する職員は何度も声かけを繰り返し、
楽しんでもらうことと、安心安全を守ることの
双方に注意を払っています。

         
     
        気をつけて「いってらっしゃい!」  
      お見送り
 
  キレイなお花が一面に広がっています
   
現地到着  
 
             
 

目的地に着くと、あたり一面がコスモス畑。
ご利用者さんの顔にも自然と笑みがこぼれます。
豊かな自然の空気をいっぱい吸い込んで、
いざコスモス畑の中へ。
鮮やかな色をした数種類のコスモスが視界一面に
広がり、「綺麗な色・・・」と心穏やかになる方もいれば、
  「すごいね!」と体いっぱいに感情をあらわす方も
おられました。

コスモス園を満喫したら、少し休憩をかねてティータイム♪
昔を懐かしむ方が多く、思い出話にも花が咲きます。
このリラックスできる時間こそが、私たちが提供していきた
いと考えている時間でもあります。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますが、ご利用
者さんの笑顔が私たちの“喜び”になり、“やりがい”へと
繋がっていきます。

  ティータイムでリラックスしましょ♪    
ティータイム  
 
             
 
  帰りももちろん、安全運転で!       「ただいま!」 施設に帰ってきました  
現地出発   施設外観
 
             
   
株式会社 ハウスセゾン

介護付有料老人ホーム カルデアの家 寝屋川

〒572-0857 大阪府寝屋川市打上中町7番21号
 
施設長 近藤守隆
 

 

我々「カルデアの家 寝屋川」が目指している施設とは、ご利用者様
1人ひとりが自分の“おうち”だと思って生活できる環境を創ることで
す。出掛ける時は「いってらっしゃい」と見送り、帰宅時には「おかえ
りなさい」と出迎える。
すると、ご利用者様も「ただいま」と返してくれます。
そんな些細な声掛けが、ご自宅の雰囲気を漂わせてくれる。

また今回のような外出レクリエーションの場合、ご利用者様の安心
安全は絶対に守らなければなりません。そのためには職員の気配
りが大切だと考えております。

常日頃、職員には「自分も楽しむように」と話しています。
介護の仕事は、ご利用者様の生活に入り込みます。
その分、反応がダイレクトに返ってきますから、まずは自分が楽し
みましょう!そしてその楽しさをご利用者様と共有していきましょう!

現場スタッフ密着の1日
プロフィール
好住 浩一名前:好住 浩一(37歳)
職種:介護スタッフ
資格:介護福祉士
経験:4年目

大学卒業後、小売業界の会社に入社。
10年間の勤務を経て、元々興味を持っていた福祉業界への再スタートをかける。近畿社会福祉専門学校にて介護福祉士の資格を取得し、「大阪府社会福祉事業団」に入社。そして現在の「高槻荘」へと配属。
配属から4年の月日が流れ、現在はユニットサブリーダーとして現場での経験を積み、新入社員の教育にも励んでいます。1年後のケアマネージャー取得を目指して日々奮闘中!
経験とノウハウが蓄積された場所で・・・ダイレクトに反応が返ってくる仕事の難しさと楽しさを。
前職を退職した後に福祉専門学校へと入学しましたが、その間少し期間が空いていました。
積極的に福祉関係のボランティアに参加し、初めてお年寄りの方と接することでダイレクトに反応が返ってくる喜びを体験し、仕事のやりがいを感じました。
これがきっかけとなり、私は本格的に福祉の道を歩み始めました。

大阪府社会福祉事業団は、古い歴史を持った法人で、経験・ノウハウが蓄積されており当時の私にとって最適な場所だと感じていました。

入社後も必死にノウハウを吸収しようとしている自分そして仲間がおり、ユニット式ならではの木目細かいケアを行い、職員一人ひとりにかかる負担は大きいですがそれ以上にやりがいを感じています。
メッセージ
好住 浩一高槻荘では、ユニット式ケアを導入しており職員は部屋ごとの担当制になっています。
日々のご利用者さんの状況を記録に残し、ご家族との面会・対応もその担当者が行います。
職員一人ひとりが責任を持って業務に取り組んでいることで、職場環境は良く自分自身の成長にも繋がっていると思います。

ユニット式というのは、ご利用者さんの生活に入り込んだサポートが行いやすいです。
しかしその一方、介助を何でもやってしまうことはご利用者さんにとってもよくないことで、今の状態を維持していくことが大切だと常日頃自分に言い聞かせてます。

介護は、「仕事だけど生活の中にある仕事」。
つまり生活の中に仕事が入り込んでいます。
これは、前職のサラリーマン時代には経験できなかったことで仕事のぬくもりを感じます。
現在は介護という仕事に誇りを持ってご利用者さんと接しています!
好住さんの1日(日勤 10:30~19:15)

10:30~:申し送り・居室掃除・シーツ交換・ホール内見守り
11:00~:昼食準備・リハビリ体操
12:00~:昼食介助
13:00~:休憩
14:00~:トイレ誘導・おむつ交換
15:00~:ティータイム(おやつ)・見守り
17:00~:離床・夕食準備
18:00~:夕食介助・申し送り
昼食
好住 浩一本日は月に1回のご利用者さん「誕生日会」の日でした♪

この日は、いつもより豪華な食事でお祝いをかねて食前酒にワインで乾杯します。
その月の誕生日の方一人ひとりに花束や思い出創りの写真撮影、そしてみんなからのバースデイソングを。

ご利用者さん・職員が一体となってその時間を楽しんでいます!
介助
好住 浩一「自分できることは自分でしてもらう」これは介護の職に就く人皆が妥協してはならないことですよね。
我々は、第2の人生を自分らしく楽しく生活してもらえるようできる限りのサポートをしていきます。 離床にしても、その方にあった時間で動いていくよう心掛けています。
介助を行うにあたって、日々その方の状態・体調は日報に記入しています。
便の状態や食事の摂取量などを記入し、職員同士で確認し合っています。
これが、ご家族さんとの面談にも繋がり、日々の状態を伝えることで安心をしてもらい、ご家族さんとも良い関係を気築いていくことが大切だと思っています。
その方の生活スタイルを優先して
好住 浩一高槻荘では、ご利用者さんからの生活における希望・要望を聞く「入所者懇談会」を定期的に行っております。

これが、職員の“気づき”(良かれと思ってしていたことが逆に困らせていた・・・、自分が考えもつかなかった所に外出したいと思っていたこと・・・など)のきっかけにもなり、サービスのクオリティ向上へと繋がっています。

最近では、施設全体行事を減らし、個々の思いや生活を優先した希望制イベントを増やしています。


■今回の取材先施設は

社会福祉法人 大阪府社会福祉事業団 特別養護老人ホーム 高槻荘

〒569-1136 大阪府高槻市郡家新町48-7
求職者へのお宝メッセージ
ダベリバ企画~お宝メッセージ~
福祉業界で働く方々、そして今後介護の職を希望している求職者の方々へのメッセージ。
ダベリバで厳選させていただいた施設長・事務長の4名が心中の本音を語る!その一つひとつに福祉を思う強い気持ちがあり、「福祉の大切さ」「福祉の楽しさ」を教えてくれます。その想いに、共感したり刺激を受けたり、背中を押されることも・・・一つひとつの想いが大きな輪となり力となり、明るい福祉業界へ・・・!!
社会福祉法人 八尾隣保館 特別擁護老人ホーム 成法苑
大阪府八尾市南本町3-4-5 常務理事/施設長:荒井 恵一
福祉業界の展望・今後のビジョン
常務理事/施設長:荒井 恵一
『これからの医療・介護制度への期待』

私たち、社会福祉法人も介護事業所として、介護保険制度の中で糊口を凌がなければなりません。ただ、社会福祉法人はその生い立ちからビジネスとしてのみ介護をするのではないと思っています。地域ではなくてはならない存在、困ったときは「あそこに相談したらよい」という場所でなくてはならない。現在、大阪の老人施設は社会貢献事業を始め、私たちの法人もすすめている。地域での総合相談を通じて社会資源に繋ぐまでの支援を行っている。対象は高齢者のみならず、障害、母子、児童等範囲は広く、とにかく困窮する人たちを支え、場合によっては経済的支援も実施し医療・介護制度等の狭間を少しでも埋める役割を自負している。願わくば、今の医療・介護制度から漏れる人たちが少なくなるよう木目細かな制度に発展して欲しい。その上に私たちの活動が相まって、社会のセーフティーネットの目を細やかにしていくことができると考えています。
常務理事/施設長:荒井 恵一
福祉業界で働く方々に向けてのメッセージ
「明るい老後」という言葉を耳にすることがあると思います。今の高齢者を支えるのは現在の従事者、そしてこれから医療・介護の仕事に就こうと考えておられる方々になります。では、私も含めあなた方の将来の老後を支えるのは、次の世代の方になることは漠然と感じることができると思います。今の若者は将来の高齢者。だから、一人ひとり若い間に、先ず今の高齢者に何ができるかを考え行動することが大切だと思います。なぜなら、今の高齢者のニーズに応える実践が、次の世代に繋がる芽になるからです。これから医療・介護の仕事に就きたいと考える人は、自分を高齢者等の利用者の立場に置き換えて、自分らの明るい老後を想定し考え、実行するべきではないでしょうか。
社会福祉法人 桃林会 特別擁護老人ホーム とりかい白鷺園
大阪府摂津市鳥飼中1-19-8 事務長:百武 昭彦
福祉業界の展望・今後のビジョン
事務長:百武 昭彦
「福祉業界に明るい陽が射すその日まで・・・」

現在、福祉施設は全国規模で人材不足が懸念されています。
もちろん、ここ大阪でも人材不足は深刻な問題となっています。
そんな中、厚生労働省が「人材確保対策について議論している段階」と人材不足について、切迫した問題であると重い腰を上げました。国が始動したことで、福祉施設の雇用形態や賃金体制の改善も見込まれます。現状は厳しい状況でありますが、福祉業界の展望も明るい陽が射してくると思います。
その為にも、今我々の目の前にいるご利用者さんを大切にし、まだお会いしていない我々の力を必要とする方々への力添えができるよう、いち個人として、そして社会福祉法人としての役割を果たしていきたいと考えています。
事務長:百武 昭彦
福祉業界で働く方々に向けてのメッセージ
高齢者施設で重要な役割を担うのは、介護職員(ケアワーカー)です。現在、福祉業界では介護職員一人ひとりの技術のクオリティをより高め、クオリティの個人差を失くしていく動きが強くなっています。我々の法人も、より質の高いサービスの提供を目指して、自主性で集う研修を頻繁に行い職員一人ひとりが日々研磨を重ね、仕事に取り組んでいます。介護の仕事は簡単な仕事ではありません。その分やりがいも大きく、人と人とが繋がる喜びは、他の仕事では味わえない感情だと私は自負しております。福祉施設に興味のある方や迷っている方は、一度見学会や相談会に顔を出し、施設の存在意義やその中枢にあたる現場を見ていただきたいですね。我々の法人でも、見学会や相談会は随時開催しておりますので、是非お越し下さい。まだ顔も名前も知らない皆様とお会いできる日を楽しみにしております。 
社会福祉法人 バルツァ事業会 特別養護老人ホーム サール・ナート
大阪府枚方市高田2-40-1 施設長:村島 保夫
福祉業界の展望・今後のビジョン
施設長:村島 保夫
「政府主導型から現場主導型へと・・・」

介護保険制度導入後、我々社会福祉法人は決まった単価で動くことしかできません。
ご利用者さんの満足を目指して、サービスの向上を図ってもどこかにリスクがかかってしまいます。例えば人件費です・・・。
介護職の社会的地位向上、そして賃金形態の改正。これこそが第一の課題だと思います。ここに我々責任者の「なんとかしてあげたい」という思いと我々の努力だけではどうにもならないというジレンマが生じ、制度と現実のギャップを強く感じます。
現場の状況に行政がもっと目を向けて欲しい。外国人受け入れ政策もそうですが、制度と現実のギャップを埋めていくことが何よりも最優先に行っていくことだと私は考えています。
現在は、行政も人材流出の危機に腰を上げ、就労形態や賃金体制の見直しが始動しています。
業界の将来を見据えて、この動きに期待をかける割合は大きくなります。
施設長:村島 保夫
福祉業界で働く方々に向けてのメッセージ
「やさしい心を持つ」これは、介護業界で従事する者にとって何よりも大切なことだと思います。技術・知識の心配を優先しがちですが、これらはその気持ちがあれば後から自然とついてくるものです。介護職のみならず、他のどの職種でも簡単な仕事はありません。その仕事の厳しさ・大変さを乗り越え、その先に何が待っているのか、その答えが重要だと私は考えています。「介護」という仕事は、ご利用者さんと過ごしていく中で多くの学びがあります。相手の生活に入り込み、人が人のお世話をする。こんなに「人と人との繋がり」を体感できる仕事は他になく、自分の人生を見直せる、そして自分自身を成長させてくれる場でもあります。多くの方々に人と関わることの楽しさを知ってほしい。ご利用者さんの満足を与えられた時の喜びは、本当に素晴らしいものがある。その喜びを多くの方々に体験していただきたい、または共有していきたいと思っています。
介護老人サービスセンター ジョイア都島
大阪府大阪市都島区毛馬町1-10-15 代表取締役:西川 通子
福祉業界の展望・今後のビジョン
代表取締役:西川 通子
「業界の現状から目を背けない事が将来に繋がる」

正直なところ、今後の福祉業界には不安を感じております。数ある福祉問題の中でも、企業努力だけではどうにもならない現実が我々の前には大きな壁として立ちはだかっています。
率直に申し上げると、「介護現場の現状に目を向けてほしい」という気持ちでいっぱいです。ジョイア都島では、デイサービスとショートステイを運営させていただいております。そこには多くの職員が就労しており、私はその責任者であります。
福祉業界の興味関心を持ち、何らかのご縁で共に仕事ができていることに感謝し、愛情いっぱいで職員と接しております。しかしその一方、職員一人ひとりの生活を考えると、現状の賃金体制では不安と憤りを感じています。
介護職一本で将来設計(生活ができる)がたてられることを願って、今回の雇用形態・賃金体制の改善(見直し)に期待しています。
代表取締役:西川 通子
福祉業界で働く方々に向けてのメッセージ
福祉は、「技術よりも心」だと私は考えております。
そして原点は、相手の(ご利用者)の立場にたつこと。
私は、常日頃職員に「慈しみの心」を持ってくださいと伝えております。これは、相手を思いやる気持ち・愛情の心です。もし、自分自身が介護を必要とする立場になったらどうするか、自分の両親だったらどうするかを考えて行動することが大切ではないでしょうか。
その為にも、職員が業務に追われないよう、施設側がご利用者さんときちんと向き合える体制を作っていかなくてはならないと考えております。
外国人労働者特集
昨年(2006年9月9日)、日本とフィリピンの自由貿易協定(FTA)を含む経済連携協定(EPA)の署名が行われ、正式に日本はフィリピン人介護士・看護師を、条件付きで受け入れることが決定しました。
実際、2006年度末より15名のフィリピン人介護士(研修生)が東京を中心とした国内数ヶ所の介護支援施設で日本初の受け入れを開始し、「日本は外国人労働者の受け入れに消極的で閉鎖的だったイメージを諸外国に対して払拭させ、過去の前例を打ち破った政策を擁して新たな一歩を踏み出した」と発表されました。
またフィリピン人に続き、今年(2007年8月20日)には正式にインドネシア人介護士・看護師の受け入れも決定し、フィリピンとのEPA同様2年間で1,000人(介護士600人・看護師400人)を受け入れることを明らかにしました。
インドネシア人介護士・看護師の受け入れ条件についての詳細
2007年8月20日、インドネシア・ジャカルタにて安倍前首相とインドネシア・ユドヨノ大統領との日本・インドネシア首脳会談が行われ、インドネシア人介護士・看護師候補者の受け入れを含む日インドネシア経済連携協定が署名されました。
 
介護士
看護師
目標
介護福祉士の国家資格取得と取得後の就労 看護師の国家資格取得と取得後の就労
在留資格
二国間の協定に基づく「特定活動」の在留資格
活動内容
(国家資格取得前)
日本国内の介護施設で就労・研修 日本国内の病院で就労・研修
活動内容
(国家資格取得後)
日本国内の介護施設で介護福祉士として就労
(利用者宅でのサービスを除く)
日本国内の医療施設などで看護師として就労
(利用者宅でのサービスを除く)
在留期間等
・資格取得前;看護師3年、介護福祉士4年が上限
・国家試験に不合格の場合は帰国
・資格取得後;在留期間上限3年、更新回数制限なし
・労働市場への悪影響を避けるため、受け入れ枠を設定
(当初2年間で1,000名「看護400名」「介護600名」を上限)
入国の条件
・大学又は「高等教育機関修了証明書Ⅲ以上の取得者+6ヶ月間程度の介護の研修を修了した者」又は「看護学校の修了証明者Ⅲ取得者又は大学の看護学部卒」
・日本人と同等報酬の雇用契約を締結
・インドネシアの看護師資格の保有者(看護学校の修了証明者Ⅲ取得者又は大学の看護学部卒)
・2年以上の看護師の実務経験
・日本人と同等報酬の雇用契約を締結
日本語研修等
入国後に6ヶ月間の日本語研修等を実施
送り出し調整機関
インドネシア海外労働者派遣・保護庁(NBPPIW)
受け入れ調整機関
社団法人国際厚生事業団(JICWELS)予定
しかし、介護現場では政策目的(介護・看護職人員の増加、アジア最大の先進国という看板を背負った外交問題に対する積極性)とは裏腹に多くの問題・課題点が浮き彫りとなっています。
ましてやフィリピン人での成功事例がまとまっていない段階での更なるステップアップも、あまりにも強引な政府の動きを感じますよね・・・。
そこで今回は、外国人労働者受け入れに関する実態を世論調査を踏まえ『ダベリバ』目線で分かりやすくまとめてみました。
受け入れに関する問題・課題点とは?
1.コミュニケーション
現在、外国人労働者の労働状況は、通常の業務をこなすという点では必要最低限の知識とスキル・そして本人の向上心によってクリアされています。
しかし、「人が人をお世話する」という生活に入り込んだ仕事内容では、相手(ご利用者)への配慮・気づき・ニーズを汲み取るといった動きが必須となり、文化・宗教の違いからなる問題点は予想をはるかに超える壁となるでしょう。
また、職員内(日本人と外国人)同士での業務のやり取りやコミュニケーション問題も現場では重大な点となり、仲介側に入る管理職の力量も今後問われてくると思います。
2.クオリティ・労働条件の向上
現在、医療福祉業界は介護看護技術のクオリティや労働条件面においてもまだまだ満足のいく内容ではありません。
事実、専門職としての社会的地位が他の専門職と比べ低いことも確かです。
しかし、今後の日本(少子高齢化社会)を想定すると、絶対的に必要な専門職であり、まだまだ発展途上の業界ともいえるでしょう。
ですから将来、外国人労働者の雇用が増加した場合においては、介護・看護に興味関心を持つこともなく単なる出稼ぎの為だけに訪れる外国人労働者に対しては、絶対に受け入れるべきではないと思います。
そして、受け入れ側の事業所においても「外国人だから」という境界線を引いてはならないでしょう。
サービスのクオリティが事業所の良し悪しを計る傾向が強まった近年、いかにご利用者に満足してもらえるか、そしていかにご利用者のご家族からの信頼を得られるかが重要になります。
その為にも、介護看護技術のクオリティの向上は必須となり、日本人労働者と同等の扱いが必要不可欠になると思います。
3.就労状況のチェック/安価な労働力
この項目は、外国人受け入れ問題において最も重要なテーマにもなってくるでしょう。
これは、各々の事業所だけで解決できる問題ではなく、政府の具体的な方針や連携で成り立ちます。
よって、政府の動き次第で今回の外国人受け入れの明暗が分かれてくると思います。
当初の予定では、国際厚生事業団(フィリピン人の受け入れ機関)が年1回、フィリピン人を受け入れている事業所を巡回指導し、報告書を提出してもらうといった方法でチェックするとのことでした。
年1回のチェック・・・。納得はできないですよね。
本来の目的とはかけ離れ、「カタチだけのチェックではないのか?」と政府の動きに疑問を抱く方も多いのではないのでしょうか。
チェック方法(巡回指導回数・巡回指導人の増加)を見直す予定もあるみたいですが、このままでは日本人と同等以上の労働条件という規定が守れるのか不安です・・・。
この結果次第では、介護看護技術のクオリティ向上、そして専門職としての社会的地位向上の妨げになる恐れが表面化してくると思います。
これだけは、絶対に避けなければならないですよね!
大げさではなく、将来業界に従事する日本人が消えるということもありえる状況です。

ある野党議員さんが、こんなことを言っていました。
「日本人の介護士、看護師が足りないからと安易に外国人を受け入れたら、介護・看護業界は労働条件が向上せず、ますます若い日本人の労働力が集まらなくなり、取り返しがつかないことになる。受け入れるなら、きちんと受け入れてどう変わったのかを検証しなくてはだめだ」
本当にその通りですよね。

フィリピン人は非常にホスピタリティ(もてなす心)に富んだ国民性を持つと言われています。
そのホスピタリティを学ぶことは、日本人従事者にとっても大きな意義があると思います。
目的が本当に人材交流であるならば、今回の協定署名は歓迎すべきことでしょう。
しかし実態は……。
そんなホスピタリティあふれるフィリピン人介護士を、ただ、安価な労働力としてあてにしてほしくないと思います。
4.有害廃棄物
これは、今年(10月)の毎日新聞に掲載されていた記事内容です。
「経済協定批准 フィリピン国民不信で難航」
フィリピン国内で地元環境団体が、「日本はフィリピン人看護師や介護士を受け入れる代わりに、有害廃棄物を押しつけようとしている」と主張し、日本不信が国民に広がっているとのこと。
そのために、協定発効どころか、協定再協議を求める動きが出ていると報じていました。

この記事で、ますます政府に対する不信感は募るばかりで、非常に残念な気持ちになりました・・・。
需要と供給が成り立っていないですよね。
このままの日本では、いつか足
元に火がつき取り返しがつかない結果になります。
フィリピン人介護士受け入れ実現には、まだまだ時間がかかりそうです。
業界従事者の見解は?
外国人労働者の受け入れに対する業界従事者の見解は、外国人雇用の受け皿を設けること事態には、外交問題や従事者の増加を含め納得あるいわ賛成意見の割合が多いようです。

しかしその一方、「受け入れ準備の体制が整っていない状況では時期尚早でないか」や「現在従事している日本人職員の労働環境や賃金体制の改善が優先ではないか」という声も非常に多かったことに意味の深さを感じます。
なんとか現場従事者の労働環境・賃金体制をよくしてあげたい(生活の安定を提供してあげたい)。
しかし現実は、自分達だけで何とかなる状況でも問題でもない。
様々な葛藤を繰り返しながら、現場で指揮をとる方々の切なる思いがひしひしと伝わります。

つまり、各都道府県や政府に提出される数字や諸外国の参考にならない実例などという表面的な部分だけで政策や方針を決議するのという政府主導型だけではなく、数字では表されないご利用者と接する現場の状況や生の声といった一番大切で根底にある部分にもっと目を向けて欲しいという強い気持ちの表れにほかならないと思います。
世論調査の結果とその内容とは?
2007年フィリピン人看護師・介護士の受け入れに関する世論調査結果
(リアルタイム世論調査「リアヨロ」)結果
調査期間/2006年12月4日~2007年2月3日
○フィリピン人看護師・介護士の受け入れに賛成(20.75%)
○看護師のみに賛成(1.16%)
○介護士のみに賛成(0.83%)
○看護師・介護士以外の他の医療従事者の受け入れも拡張するべきだ(4.56%)
○まず日本人看護師・介護士がなぜ不足し問題となっているかを解決してから受け入れるべきだ(30.63%)
○看護師・介護士の受け入れに反対(25.84%)
○日本語と日本文化に習熟している人物なら受け入れ賛成(14.86%)
○どちらでもない(1.16%)

今回の世論調査の結果で様々な意見が飛び交っていましたが、賛成側の意見でも条件付きで受け入れOKなどと、割合的には反対意見の方が多かったようです。
そこで、いくつかの理由内容を抜粋して紹介します。
■賛成意見
1.看護と日本文化の結びつきは密着しているようですよ・・・
看護大学の卒業研究で、このテーマ(外国人看護師の受け入れについて)を取り上げました。
聞き取り調査の対象の多くはお年寄りの患者様だったので、特に外国人看護師の受け入れには抵抗を感じておられました。
その理由として、言葉がわかっても日本人独特の考え方・生活感を理解してはもらえないだろうという危惧が上がりました。
でもでも、こうした患者様の不安要素は、外国人看護師を雇う側・そして一緒に働く看護師たちのサポートによって解決できるのではないでしょうか。
日本の看護師たちも、彼らを受け入れ、彼らから学ぶことで、器を広げていくことができるでしょう。
外国人看護師の受け入れについては、そのサポート体性が十分であれば、問題も大きくなることは無いのでは・・・と

2.私は医学の世界に身をおいていますが、多くの外国人が日本で学んでいます。
その中には、日本の文化や習慣をきちんと理解し、行動できる人もいます。
そのような人は、実際日本で医師として信用を得て働いています。
では、看護師や介護福祉士がどうかとなると疑問がのこるところもあります。
より患者との接触時間の長いこれらの職種では、日本人並みに文化と習慣を理解している必要があると思います。これを満たしているフィリピンの方なら受け入れてもらえると思いますし、定着できると思います。
ただし、トラブルもあると思いますが、これは日本人であっても同じだと思います。
最終的には利用者が選択し、評価を出せばいいと思います。

■反対理由
1.外国人が嫌なわけではありません。
フィリピンから来る方々は有能な方だとおもいます。
ただ、日本は外国からの輸入に何でも頼りすぎです。
まず自分の国でできること。
なぜ人材不足になっているのか、どうすれば離職を防げるのか。
そのための職場環境の改善。などに力を尽くして欲しいです。

2.
介護関連の求人はほとんどが仕事のきつさのわりに安月給で日本人は敬遠しあまりやりたがらない。
いくら社会的意義があっても生活が厳しく、自身の心身をすり減らされる思いまでして働けるだろうか。
ベビーブーム世代が退職し10年、20年後には人材不足がより深刻になります。
それを外国人労働者で補おうとする安直さにかなりの問題があります。
単純労働とは違い人と人とのコミュニケーション能力がかなり求められます。
同じ日本人であってもきつく、トラブルもあったりするのに、文化・風土の違いの面、また、かなり高度な日本語能力で無いと医療という面を考えるとかなり危険ではないか?という問題があります。

患者側のフラストレーションの増加も当然考えられます。
自分の国の問題は極力自分たちで解決すべきじゃないでしょうか。
この国を支えてきた日本国民に対しこのような政策を取るのは情けないとしか言いようがありません。

上記4つの理由内容を抜粋し紹介してきましたが、やはり業界の今後を考えても、今の段階で行う政策ではないでよね。どんな政策にも不安要素はつきものですが、あまりにも多すぎる気がします。
結果、内容がころころ変更し双方の国民に不信感を与え、予定通り物事が進んでいないですよね。

まずは、自国で今ある問題点・課題点をクリアし現状を打破していくことが最優先だと思います。
その為には、現場従事者の努力はもちろんですが、国民の関心・理解、政府主導型から業界(現場)主導型への転換も必要となるでしょう。

みなさんはどう思われますか?

自分がもし介護を必要とする立場になったとき
○夫または妻
○自分の子供
○日本人介護士
○外国人介護士
誰にお世話をしてもらいたいですか?
Wメディアの巧
Wメディア Vol.01 ハローワーク×ダベリバ
ハローワーク
ハローワークって何?
ハローワークとは公共職業安定所の愛称です。
地域に根ざした総合的雇用サービス機関であり、窓口を通しての職業相談や職業の紹介、そして求人情報の提供などを無料で行っています。
また、雇用保険の給付を行うのもハローワークです。
ハローワークとダベリバの違いって何?
ハローワークでは、多種多様な職種のお仕事情報を提供しています。
それに対して、「ダベリバ」は医療・福祉業界専門の情報提供Webサイトとして、現在では関西・関東などの都心部を中心にお仕事情報や業界情報を提供しています。
Wメディア Vol.02 福祉のお仕事×ダベリバ
福祉のお仕事
福祉のお仕事って何?
社会福祉協議会が運営する2つの組織、「福祉人材センター」・「福祉人材バンク」が共同で、福祉専門の求人情報をオンライン上で提供しているWEBサイト。
その他にも、地域別にセミナーやガイダンスの最新情報が入手でき、福祉業界の労働市場のトレンドなども提供しています。
福祉のお仕事とダベリバの違いって何?
「福祉のお仕事」・「ダベリバ」共に、福祉業界専門の求人情報をWEB上で提供しています。
福祉のお仕事には無い求人情報も「だべりば」では多数取り扱っています。
また、福祉のお仕事では分かりにくい職場の情報や雰囲気を「だべりば」では分かりやすく提供しています。
巧★★★★★ハローワークor福祉のお仕事とダベリバを一緒に使うコツ!
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