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| 先日、ダベリバ編集部のスタッフがある高齢者施設の施設長と「共依存」についてお話する機会があった。「共依存」といっても様々なケースが考えられるが、援助職に陥りやすい人間関係の嗜癖として、介護現場でも「共依存」状態が見受けられるケースが増加している。 特に、人の役に立つこと・人に頼られることを過度に求める人が、意図せずに陥っていることが多い。 そこで今回は、「共依存」の実態をご紹介していきたい。 |
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共依存とは、文字通りお互いに依存し合っている状態を言います。もともとは、アルコール依存症患者を世話する家族が、結果として、依存症の回復を遅らせている現象を指していた。この状況は、患者が家族に依存するため、自立する機会を失い、家族もまた患者の世話に自らの生きがいを見出し、悪循環を生み出していると説明される。 その一方で、過剰な世話焼きによって依存症者が1人では暮らせない状態を作り出してしまい、無意識のうちに依存症者をコントロールしてしまっているのだ。こうした依存症者の家族を、「イネイブラー」と呼ぶそうだ。 |
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前述で紹介した「イネイブラー」を分かりやすく理解するのに適した例が、みなさんご存知のあの人気アニメ |
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このようなアダルトチルドレン問題のように、現在では単にアルコール依存症患者との関係だけでなく、「ある人間関係に囚われ、逃れられない状態にある者」としての定義が受け入れられ、その人の責任をその人自身に負わせず、代わりに責任を負う状態を指す。その他にも、暴力を振るう夫とそれに耐える妻の関係や支配的な親と愛情を受けたい子供の関係、相手から愛されることが目的となっている恋愛関係などが一例として挙げられている。 |
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援助職でイネイブラーになりやすいのは、サービス精神が旺盛で、利用者の力になりたい・役に立ちたいという気持ちが強い人。もともと、援助職にはこうした考え方の人が多いですから、共依存になりやすいとも言える。サービス精神が旺盛な援助職が共依存状態に陥りやすいのは、依存心の強い被援助者の対応をしているとき。と言っても、あれをして欲しい・これをやってくれ、という分かりやすい頼り方をしてくる被援助者は、それほど問題ではありません。こうした要求は、「それはできません」と線引きをしやすいからです。 |
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しかし、例えば公休日の翌日、親しい入居者に「昨日はあなたがいなくて、Aさんが食事介助をしてくれたけれど、食事が進まなかった。やはりあなたでないと」とか「夜、姿が見えなくて、不安でなかなか寝付けなかった」というようなことを繰り返し言われたら、何となく「休んで悪かったなぁ」とは思いませんか?「明日はいるの?」と聞かれたら、休みにくいような気持ちになりませんか? このような「私がいないとこの人はだめなんだ」と思わせるような言葉は、言われて悪い気はしません。しかし被援助者のこうした言動は、援助職を次第に被援助者の抱える問題に巻き込んでいくことがある。気がつくと、必要以上の支援をしていたり、いつもその被援助者のことが気にかかるようになったりするのです。 |
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| 頼り頼られすぎると、被援助者はその援助職がいないと何もできない状態になり、援助職はその被援助者の世話に追われることになってしまう。 “世話に追われて大変と口では言いながら、実はその状態に安住しているのが共依存”なのです。被援助者が自分の支援なしではいられない状態を作り出して自分の存在意義を確認し、存在意義を失うことがないよう、意図せず相手をコントロールしていることになる。 |
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その他にも、訪問介護での衣類の着脱や食事・入浴・排泄介助などにおいて、とても時間を要する利用者を待つことができず、本人ができることを先回りし、手伝ってしまうケースなどが挙げられる。こうしたケースでは、ヘルパーはご利用者に感謝され、役に立っていると思いがちになります。しかし、この行動が利用者の残存機能の低下と自立力を奪う結果となる。 |
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| 共依存を避けるには、『自分と相手との境界線を明確にすること』。被援助者に何か問題が起きたとき、被援助者が責任を負うべき領域に踏み込みすぎないよう気をつけて、必要以上の支援をしないこと。 突き放しすぎてはいけませんが、相手の解決能力を見極め、出来る限り本人に解決を委ねることが大切です。 |
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そうは言っても、自分で解決するよう促すと依存心の強い被援助者は「自分には解決できない」「見捨てるのか」等々抵抗し、あの手この手で責任を逃れ、援助職に解決してもらおうとすることが多いでしょう。 |
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このブログ記事を参照しているブログ一覧: “共依存”が引き起こす悲しい結末。~援助職に陥りやすい人間関係の嗜癖~
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