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| 「インフルエンザ」はインフルエンザウイルスにより引き起こされ、風邪症候群の中でもっとも強い全身症状と呼吸器症状を呈し、毎年その流行が繰り返され、高齢者や乳幼児の場合死に至ることもあります。
その為、施設内感染を厳重に注意し予防していくことが重要になるが、インフルエンザウイルスは非常に感染力が強いため、施設内にウイルスを持ち込まないようにすることが最も重要な対策のひとつなのです。 |
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高齢者が罹患すると細菌性肺炎を併発しやすく、また呼吸器疾患や心疾患、腎不全などの基礎疾患がある場合には急性増悪を引き起しやすくなります。 感染力が非常に強いため、一旦流行が始まると短期間で広がり、爆発的に患者が増加します。 突然の高熱、悪寒などインフルエンザの症状が見られた場合には、単なる風邪だと軽く考えずに、早めに医療機関に受診し、迅速診断キット等により確定診断する必要があります。 インフルエンザウイルスの治療薬としてノイラミニダーゼ阻害薬等の抗インフルエンザウイルス薬がありま |
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| す。いわゆる「かぜ薬」といわれるものは、発熱・鼻汁などの症状を和らげることはできますが、インフルエンザウイルスに直接効くものではありません。 | ||||
| 1.入所者の健康管理 施設入所者の健康状態を定期的にチェックし、感染症の把握を行うことが必要です。 特に、高齢者・呼吸器疾患・心疾患・糖尿病・腎不全等の慢性疾患を有する人がインフルエンザに罹患した場合に合併症を併発しやすいので、日常から基礎疾患等の把握を十分しておく必要があります。 また、過去に外泊から戻った入所者から施設内に感染が拡大した事例もあるので、入所者が外泊から戻った時には健康状態のチェックを行うことも重要だ。 |
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2.入所者へのワクチン接種 集団内での蔓延を防止するためには、インフルエンザワクチン予防接種が望まれます。 施設入所者に対して、予防接種の有効性や副反応の可能性等を十分に説明し、積極的に予防接種の機会を提供するなどの配慮が必要です。 通常1~2月頃が流行期なので、12月中旬までに接種することが効果的です。 なお、65歳以上の高齢者等については、予防接種法により定期接種の対象者とされ、一部公費負担により受けられます。 |
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| 3.面会者・ボランティア等への対応 面会者・ボランティアによってインフルエンザウイルスが施設内に持ち込まれるのを防ぐことも重要です。 インフルエンザの流行期においては、施設の玄関に必要な情報を掲示し、家族等にあらかじめ説明を行うなど面会者等に対して理解を求めることが必要です。 4.施設内の環境整備 一般的な衛生の確保に加え、インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。 |
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5.施設職員の健康管理 施設内にウイルスを持ち込む可能性が最も高いのが福祉施設職員です。そして、入所者に最も緊密に接するのも施設職員です。 日常からの健康管理が重要で、万が一インフルエンザの症状が出た場合には、出勤を控えるなどして施設内感染の予防に努める必要があります。 また流行期前にワクチンを接種しインフルエンザに対する抵抗性を高めておくことも有効です。職員のワクチン接種は入所者に対する感染予防策であると同時に、大流行により多くの職員が欠勤し、施設の機能がマヒするのを予防するという意味もあるのです。 |
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| インフルエンザの疑いがある場合には、早めに受診することが重要です。特に高齢者や呼吸器疾患・心疾患・糖尿病・腎不全等の慢性疾患を有する人などが罹患した場合には、急激に症状が悪化する場合があるので、特に注意深い観察が必要です。 多数の入所者が集団生活している施設では、急速に感染が拡大することが考えられます。できれば、インフルエンザに感染していると思われる入所者だけを別の部屋に移すのが望まれます。 |
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また、必要に応じて、食堂・レクリエーションルームなど多くの人が集まる場所で の活動を一時停止することも検討しましょう。 室内は暖かくし、加湿器などを使って湿度を高くします。そして空気中のウイルス濃度を下げるために換気をこまめに行いましょう。施設内で集団発生した場合には、最寄の保健所等に連絡をします。 特に施設内では対応できないと判断される場合には速やかに支援を求めることが重要です。 |
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| レジオネラ症とは、レジオネラ属菌により肺炎などの疾病を引き起こすことを言います。レジオネラは環境中のどこにでも存在しますが、通常は問題となるほどの量ではありません。
ところが、この菌が人の肺の中に入ると、白血球の中で増殖し、ときに肺炎(レジオネラ肺炎)を発症させます。2~10日の潜伏期の後に発熱、全身倦怠、疲労感、頭痛、筋肉痛、咳などが始まります。 |
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| 特別養護老人ホームやデイサービスセンターなど施設内の入浴施設では、循環式浴槽を使用している場合があり、この管理が悪いと「レジオネラ症」の感染源となります。 高齢者の場合は死にいたる可能性もあるため注意が必要である。 |
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循環式浴槽の濾過器の中や、ビルの空調施設の水の中など、アメーバなどが大量発生する場所でレジオネラが増殖していきます。レジオネラはアメーバに寄生し、その中で増殖していくのです。 循環式浴槽には、物理濾過方式(濾過装置内に粒経の異なる砂を幾層にも重ねて汚濁を吸着させ、定期的に逆洗して吸着物を排出する)と、生物浄化方式 (セラミックボール、石英斑岩、活性炭、中空糸フィルターなどの多孔性ろ剤の表面および内部に、不特定多数の微生物を増殖させ、それらに汚濁物質を分解させる)とがあります。 |
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| このうち、生物浄化方式は汚濁物質を微生物が食べることで水をきれいにするシステムであるため、宿主であるアメーバが増殖しやすい環境となります。 このような浴槽では、たとえ毎日水を交換しても、循環装置内の消毒がされなければレジオネラが増殖・定着していきます。 この循環式浴槽水をシャワーに使用したりジェットバスのシステムにするなど、エアロゾル(細かい気泡)を発生させると、エアロゾルに含まれたレジオネラを人が肺に吸い込み、レジオネラ肺炎を引き起こします。 |
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●循環式浴槽 循環式浴槽は、浴槽水を循環させ、その経路に濾過器を取り付けて浄化します。 微生物を利用し汚濁物質を除去する生物浄化方式の濾過器では、生物浄化を行う微生物が死滅するため塩素剤等の消毒薬剤が使用困難であり、濾過器とともに循環経路の管理が特に重要である。 |
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| ●循環式浴槽 ・循環式浴槽水のシャワー、打たせ湯などへの使用は避けましょう。 ・循環式浴槽では、気泡ジェットなどのエアロゾルを発生させる器具の使用は避けましょう。 ・塩素系薬剤を使用するときは、遊離残留塩素濃度を0.4ppm以上に保ちましょう。 ・塩素系薬剤によりろ過装置、配管の洗浄・消毒を行うとともに、浴槽水を入れ替えましょう。 ・ レジオネラ属菌検査は1回/年以上、定期的に実施しましょう。 ・レジオネラ属菌が10コロニー/100ml以上検出されたときは、直ちに清掃、消毒等の対策を行い、再度、水質検査を実施し10コロニー/100ml(検出限界以下)であることを確認しましょう。 |
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| 私たちの身の回りのあらゆる所に様々な微生物が生息している。そして、そのすべてが子孫を残そうと常に増殖活動を繰り返している。 このような増殖が食べ物の中で行われると、食中毒や腐敗の原因になりますが、人や動物の体内で増殖した場合、それらに疾病を引き起こすことがあります。これが感染症です。 そこで今回の感染予防対策では、入浴サービスにおける施設内感染に着目して、それぞれの特徴や注意点などをご紹介していきます。 |
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ひとくちに「入浴」と言っても、様々なケースがあります。例えば、訪問入浴サービス・施設内での入浴(一般浴槽や特殊浴槽/普通浴槽や循環式浴槽)などです。
訪問入浴サービスは、ご家庭の浴槽での入浴が困難であったり、デイサービスセンターなど施設での入浴が困難な方が利用するサービスです。 |
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| ◆感染経路 訪問入浴サービスは、1台の入浴車に3~4人のスタッフが乗車し、1日に数件のご家庭を訪問します。もしも・・・、最初に訪問した利用者に感染症があり、その後スタッフの手洗いや浴槽の消毒が適切に実施されなかった場合、どうなるでしょうか? それ以降の利用者のもとへ病原微生物が運ばれていきます。従って、訪問入浴サービスにおける感染経路には、多数のご家庭を訪問しているスタッフの手指や浴槽、担架ネットなどが考えられます。 これらの感染経路を遮断するため、1件ごとに確実な |
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| 洗浄・消毒をする必要があります。病原微生物を"持ち込まない・持ち出さない"ことが絶対的な基本です。 また、入浴用具や小物類はできるだけ利用者ごとにご家庭で用意してもらいます。 そうすれば、いくつかの感染経路を遮断することができます。さらに、感染症をもった利用者への訪問は1日の最後に組み込むことが望まれます。 |
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◆浴槽や入浴用具の洗浄・消毒 浴槽や担架ネット・入浴用具は、入浴前には細菌がほとんど付着していなくても入浴後には多数の細菌で汚染されています。これらをまず洗浄剤で洗浄することにより細菌数は減少しますが、まだ入浴前のレベルまでには戻りません。さらに消毒を実施することにより、入浴前のレベルまで戻すことができます。 また、洗浄剤の中には殺菌剤が配合され、洗浄と除菌が一度にできるものもあり、感染症の種類によっては使用するのも良いでしょう。 使用する消毒剤は感染症の種類によっても効果が異なるため、それぞれの感染症の特徴を理解し、必 |
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要以上の薬剤を使いすぎずに、確実な洗浄・殺菌をしましょう。
また、担架ネットやタオル・スポンジ類は表面がなめらかではないため、汚れや細菌が残りやすい。使用後は洗浄剤入りのバケツに漬け置きして持ち帰り、まとめて洗濯および殺菌漂白をしましょう。 |
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| ◆感染経路 施設内における入浴では、複数の利用者が同じ浴槽を使用し、同じ湯に入り、同じ入浴用品を使用し、同じスタッフの介助により連続して入浴します。従って、入浴に関わるあらゆるものが感染経路になる可能性があります。 浴槽や浴槽内のお湯、バスマットなどは利用者ごとに洗浄・消毒することは不可能で、感染症を持った利用者の順序は最後に組み込み、洗浄・消毒します。 また、洗体用のタオルやスポンジ類は利用者ごとに専用の物を用意し、使用後は洗浄・殺菌漂白する。 |
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| 手指消毒は、利用者ごとに実施するとよいでしょう。 このように感染経路を可能な限り遮断し、遮断が困難な場合は、入浴順序の調整などの対策を立てましょう。 |
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◆浴槽や入浴用具の洗浄・消毒 施設内での入浴は、一般浴槽の場合、オーバーフロー式も家族風呂式の場合も入浴中から細菌汚染が見られ、この湯を数人の利用者に繰り返し使用します。そのため、使用後には浴槽の確実な洗浄・消毒を実施する必要があります。 洗浄した後に消毒剤を使用するか殺菌剤入りの洗浄剤を使用するなど、目的に応じて実施しましょう。 寝台入浴など小型の浴槽の場合、寝たきりで褥瘡を持っている方など、特に抵抗力の低下した方が利用することがありますが、洗浄した後にアルコールで清 |
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拭するなど、確実な殺菌の実施が望まれます。
また、使用する消毒剤は感染症の種類によっても効果が異なりますので、それぞれの感染症の特徴を理解し、必要以上の薬剤を使いすぎずに確実な洗浄・殺菌を心掛けましょう。 |
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